視力回復手術から1週間。だいぶ体に馴染んできたこの両目をまとい東京を目指す。ウズウズするぜぇ、、(cool japan)
今回は自転車店ケルビムで出会い、その後お世話になっているBEPALでおなじみシェルパ斉藤さんこと斉藤政喜さんのお家に寄った後に町田の実家に向かう。世界旅を見据えてフルパッキング装備なのだが、わかってたものの重いでごわす。
旅行日数 / 走行距離 / ゴール地点
- 1日目 145km 尾鷲市(三重)
- 2日目 78km 多気町(愛知)
- 3日目 146km 多治見市(岐阜)
- 4日目 96km 木曽町(長野)
- 5日目 93km 北杜市(山梨)
- 6日目 127km 町田市(東京) 合計685km
2月23日
午前6時に出発。住んでいる和歌山 白浜町から熊野古道中辺路を通り新宮まで抜け、あとは海岸線沿いを走り尾鷲を目指した。前回 東京から帰ってきた際に泣きそうだった熊野〜尾鷲間の峠超えを本日中に終わらせるのが目標だったため途中で雨に打たれつつも走り続け20:00ごろ予定していた温泉に到着。その後テントにて就寝したが疲労は抜けきらなかった印象だ。
2月24日
起きると-1℃、眠くて寒い。この日は天気予報通り一日雨のため走行距離を減らして三重の山々を超えて愛知の手前でstop!昼過ぎには目的地の温泉に到着して疲れをとったあとは休憩所で仮眠に費やした。VISONとい複合施設の中にあったので、周りは綺麗な格好の観光客だらけ。めっちゃ浮いた(1.3m) 目覚ましをかけて深夜12時まで仮眠を取り閉館と同時に次の目的地である岐阜県の多治見を目指す。
2月25日
夜中から漕いでいたのだが到着までずーっと向かい風で辛かった。まあ自転車ってそういうもんだから仕方ないけど。名古屋周辺は交通量も多いためセルフディフェンスを重視して走り続けた。多治見市に到着してから夕飯の買い出しを済まし、ゲストハウスゆうなぎさんに19:00ごろに到着。一日が長く感じた、、というか長かった。疲れもたまっていたのか、居心地が良すぎたせいか、キッチンを借りて自炊したパスタを食いながら寝てました。
2月26日
昨日の余ったパスタを食べて6時過ぎに出発。岐阜から長野方面に向かって走る国道19号は通称「木曽高速」と呼ばれる。自転車界隈では有名らしいがトラックなどの大型車が時速70〜80kmでばんばん通っていく。さらに歩道が激狭+反対車線との間にポールが立っているため車も追い抜きしにくいという自転車にとって最悪の条件が揃っている。今回はこの19号を迂回して中山道(なかせんどう)と呼ばれる旧街道を進むことにした。木曽まは山、山、山… ほぼ押して進んだが旧街道はやはり趣きのある道が多く常に風景を楽しめた気がした。17時過ぎに木曽福島にある素人宿 matarihouseに到着。かなり体に疲労感あったのだがスタッフの方が銭湯連れて行ってくれたおかげで少し楽になった。その後もこたつでおしゃべりチルタイムを過ごし幸せだった。
2月27日
早朝、-7℃の中ゲストハウス出発。激寒だが道は凍っていない。とは言っても手足の指はキンキンに冷えているし道の脇には雪が積もっている。目的地は八ヶ岳の麓にあるチームシェルパなので本日も山×2を超えて行く。途中気づけば完全に雪道になり押して進むしかなくなった。
凍っている場所では何度かこけたが、さすが世界一周を見据えて作られた自転車。頑丈なので全く問題なし。そんなこんなで夕方17時ごろに無事にチームシェルパへ到着した。敷地内にはアウトドア好きにはたまらないギミック満載で僕は終始興奮。その後、銭湯に連れて行ってもらい、ご飯をご馳走してもらい、寝床まで準備して下さって、いたせり尽せりとはまさしくこのことだろう。感謝を伝えると、旅人だからいいよと斉藤さんご夫婦が優しく答えてくれた。幸せで胸いっぱいの気持ちと共に眠りについた。
2月28日
早朝5時半。ご夫婦がわざわざ起きて下さりお見送りをしてくさった。感謝の気持ちを伝え、また来る時は海外でのお土産話、弟もできれば連れてきますと約束し夜明け前に東京へと出発した。朝焼けと共に輝く富士山、南アルプス、八ヶ岳を目に焼き付け、甲府まで一気に坂道を降って行く。これ以降も降り基調が続きペダルがよく回った。あっという間に神奈川の相模原を越えると、そこはもう幼少期から見慣れた光景だ。16時、無事に町田にある実家へ到着。長いようで短かかったミニ遠征の終了だ。
後日談〜 3/2
町田についた翌日、ハンドメイド自転車店 ケルビムに向かい、この自転車を作り上げてくれたビルダーの廣江さんに今回の旅の報告をしてきた。世界旅行に耐えうるように何度も意見を重ねて作成を進めたので、僕と同じくらいこの自転車への思いを持ってくれている。いい走りをしてくれたことや頑丈で助かったことなど伝えると廣江さんは嬉しそうに笑ってくれた。自転車も一通り見てもらったが問題なしだ。旅行は年に一回は日本に帰ってくる予定なので都度、こちらのお店でメンテナンスを重ねて行く予定。まだまだ、長い付き合いになるので今後も何卒宜しくお願いします!
コメント